ホシケミカルズ(本社=東京都千代田区、星野拓社長)は、生活様式の変化で生まれた新たな美容ニーズに対応した、化粧品・医薬部外品・健康食品の提案型OEM/ODMに注力している。
今展示会では、「医薬部外品ODM」「日やけ止め」「アルガンオイル高配合化粧品」を中心に約20SKUの最新スキンケア・ヘアケア製品を展示し、幅広い処方提案と研究開発力をアピールする。
部外品ODMで消毒液とシワ改善
ヘパリン類似物質シリーズを提案
医薬部外品ODMでは、「指定医薬部外品」「ナイアシンアミドクリーム」「ヘパリン類似物質シリーズ」の3カテゴリーから、ウィズコロナ時代を見据えた各種アイテムを紹介する。
指定医薬部外品では、ベンザルコニウム塩化物を有効成分とした泡で出るタイプの「薬用フォーム状消毒液」(申請準備中)をはじめ、エタノール配合量が低く物流でも扱いやすい新たな消毒剤シリーズを提案する。
「泡タイプの消毒剤は市場でも珍しく、天然アロマの香りで気分をリフレッシュする。コロナ禍で今後も清潔・衛生意識が継続的に高まることが予測され、それに伴い消毒剤で剤型や香りで新たな選択肢が提供できるよう、ウィズコロナ時代を見据えたラインナップを新たに展開した」(同社)
ナイアシンアミドクリームは、シワ改善と美白の有効成分である「ナイアシンアミド」に加え、サンシュユエキスやレモンバームエキスなどの美容成分を多数配合している。
「コロナ禍のマスク着用で、口もとのほうれい線や目もとのシワケアのニーズが高まっている。今回初披露するナイアシンアミドクリームは、コクがあるのにのびがよいテクスチャーでシワ部位をストレッチし、重すぎないためシミが気になりやすい夏のポイント使いとしても提案する」(同社)
ヘパリン類似物質シリーズでは、「乾燥による小じわを目立たなくする(効能評価試験済み)」の効能表現が可能な「薬用ヘパリンローション」「薬用ヘパリンミルク」の既存ODM製品2品を改めてアピールする。
2品はいずれも、ヘパリン類似物質の保湿作用と、グリチルリチン酸ジカリウムの抗炎症・肌荒れ予防作用により、バリア機能を整えることで乾燥に負けにくい、みずみずしく健やかな柔肌へと導くという。
「ヘパリン類似物質はべたつきが強いため、塗りやすく使いやすいテクスチャーを実現するのが最も苦労した。開発の難しさから、ヘパリン類似物質を配合した化粧品を製造できるOEMメーカーは少ないのが現状で、『ヘパリン類似物質×抗シワ試験済み』をパッケージングすることで、競合との差別化を図っている。ブースでは、ヘパリン類似物質と新たな有効成分を掛け合わせたローションとジェルの新製品を披露する予定だ」(同社)