アリエミロットグループ、認証取得のヴィーガンコスメ処方や三相乳化法活用のUVミストを紹介

週刊粧業 2021年5月17日号 23ページ

アリエミロットグループ、認証取得のヴィーガンコスメ処方や三相乳化法活用のUVミストを紹介
 アリエミロットグループはCITE JAPAN2021で、ヴィーガンコスメの処方等を紹介する。石橋奈央子社長に話を伺った。

 ――ブースのテーマを教えて下さい。

 石橋 主に3つのテーマを企画している。

 1つ目は、ヴィーガンコスメで、英・ヴィーガン認証を取得したスキンケア、トイレタリー、メークアップ処方を紹介する。一例としてメークで色展開を豊富に揃えるなど、お客様の要望に柔軟にお応えできる体制を整えている。

 ご提案は本年1月頃から開始したが、ヘアケアを中心に多くの反響を頂いている。環境配慮への意識に加え、「ヴィーガン」への認知の高さも影響しているだろう。ブースではお使いのサンプルをお持ち帰りいただける。

 2つ目は、界面活性剤を使用しない「三相乳化法」を使った化粧品について、化粧水やクリーム、UVミスト等の処方を紹介する。

 同技術の活用処方は従来から好評だが、神奈川大学などと共同で新たに、粒子径が極めて小さく大きさが均一、狭い粒度分布を持つソフトナノ粒子を開発した。同粒子を配合したUVミストは、高いSPF値とみずみずしい使用感の両立が実現できる。

 3つ目は、コロナ対策の必需品といえる「指定医薬部外品」の手指消毒用ハンドローションだ。ベンザルコニウム塩化物の配合により、菌やウイルスの消毒に効果的なほか、保湿成分の付与で手指の乾燥も防ぐ。

 オリジナル処方で「指定医薬部外品」を取得しているため、お客様の迅速な商品展開に貢献できる。

 ブース内の衛生対策では、昨年2月頃から確立した「アリエミロットスタンダード」のもと、ブース内で密を避ける、消毒の徹底といった施策も実施する。

 このほか、環境配慮型の処方や容器も多数揃える。当社の提案をはじめ企業間で力を合わせ、世界の環境問題に寄与していきたい。
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