壽商会、抗老化遺伝子サーチュインの活性化が期待できる「NMN」等新原料を紹介

週刊粧業 2021年5月17日号 20ページ

壽商会、抗老化遺伝子サーチュインの活性化が期待できる「NMN」等新原料を紹介
 化粧品原料の総合商社である壽商会は、抗老化遺伝子サーチュインの活性化が期待できる「NMN(β―ニコチンアミドモノヌクレオチド)」や、リポソーム化して生体利用率と浸透性が向上した美白成分「グラブリジン」、Ⅰ型コラーゲン産生を促進する有機酸「フルボ酸」等、国内外のユニークな新原料を紹介する。

 「NMN」は昨今、健康寿命を延ばす可能性ある原料として、サプリメント等への配合を中心に世界中から注目を集める。

 同成分は生体内で自ら生み出される一方、加齢に伴い量が減少する。このため、体外からの補給により長寿遺伝子の活性化を促し、加齢を遅らせることが期待されている。

 ビタミンB3由来の「NMN」は、生体内物質の補酵素「NAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)」を再合成し、サーチュイン遺伝子を活性化。ミトコンドリアのエネルギー産生を向上し、染色体を守るテロメアを保護する働きが示されるという。

 美白効果が期待できる「リペアソームGlabridin(グラブリジン)」は、B16メラノーマ細胞の阻害効果や、細胞内の活性酸素除去効果がみられる「グラブリジン」をリポソーム化。有効成分が時間をかけて放出されるため、浸透性と安全性が向上した。

 さらに水への溶解性と透明性も改善し、処方設計が従来原料と比べて大幅に容易になるという。

 また、日本オーガニックミネラル社の「フルボ酸」は、米国ユタ州の約7000万~1億年前の地層から採取され、70種類の植物ミネラルがバランスよく含まれる。

 繊維芽細胞を用いたI型コラーゲン産生促進作用を発揮するほか、新たにインフルエンザウイルスの不活性データも取得している。

 加えて、コーヒー豆を乳酸桿菌により発酵した「乳酸桿菌/コーヒー種子発酵液」は、シミの原因となるメラニン生合成を促すチロシナーゼ活性の阻害効果と抗酸化作用が確認されている。

 皮膚への過剰な色素沈着等へ効果を発揮することが期待できる。
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