シバハシケミファ、欧州トレンド原料の品揃えを強化

週刊粧業 2021年5月17日号 18ページ

カンタンに言うと

  • 植物由来オイル増粘剤は技術発表も
シバハシケミファ、欧州トレンド原料の品揃えを強化
 化粧品原料の総合商社であるシバハシケミファは、スキンケアからヘアケア、メークアップまであらゆる化粧品に対応できる原料をラインナップして「CITE JAPAN2021」に出展する。

 新規原料として、欧州のサステナブル原料やエコフレンドリーな原料も紹介する。

 日本総代理店として扱う英国・乳化剤メーカーのALCHEMY Ingredients社(アルケミー社)の国際オーガニック認証機関「COSMOS」認証を受けた油性ゲル化剤(2種)をはじめ、100%天然保湿基剤「1,3-プロパンジオール」(Smart Biotech社)などを揃え、各原料の機能性に加え、サステナブルな取り組みを紹介する。

 アルケミー社製のキラヤ木由来のサポニンからなる油性ゲル化剤「Sapogel Q」は、ラノリンやワセリンのような濃厚でリッチな質感を付与し、ワックスフリーバームを調製する植物由来オイル増粘ゲル化剤。開催2日目の20日に技術発表も行い、透明オイルジェルから固形バームまで非加熱で調製できる特徴を広く紹介していく。

 また、ケラチン由来のアニオン性界面活性剤「プロモイスEKCP」も技術発表を行う。

 「プロモイスEKCP」は、洗浄成分としての機能に加え、キューティクルの補修、毛髪の強度、水分量アップ、ヘアカラー褪色防止効果が認められており、多機能性ヘアケア原料として、業務用製品に多く採用されている。

 巣ごもり生活でヘアケアに対する高機能志向が高まっている。洗髪しながらキューティクルを補修する効果や、毛髪の強度・水分量アップなど多機能な洗浄型ケラチンとして紹介する。

 そのほか、生分解性能を持つ植物由来の洗浄剤や、ノンケミカルで高SPF値のUVケア製品を実現する微粒子酸化チタン、界面活性剤フリー処方に適した多機能型セルロース誘導体などユニークな特長を持つ原料も紹介する。
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