花王、新たな「脱炭素」目標を策定

粧業日報 2021年5月25日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 2040年カーボンゼロ、2050年カーボンネガティブめざす
花王、新たな「脱炭素」目標を策定
 花王は、脱炭素社会の実現に向け新たな目標を策定し、2040年までにカーボンゼロ、2050年までにカーボンネガティブを目指す。

 その達成を見据え、「SBTi(Science-based Targetsイニシアチブ)」から2019年に認定を取得した「2.0℃目標」を「1.5℃目標」想定に設定を引き上げ申請するとともに、国連グローバル・コンパクト、SBTi、We Mean Businessが「1.5℃目標」を設定するよう企業に要請する「Business Ambition for 1.5℃」に署名した。

 また、事業の使用電力を100%再生可能エネルギーで賄うことをめざす国際的なイニシアチブ「RE100」にも申請している。

 花王グループは、製品ライフサイクル全体を通じ、さまざまなステークホルダーとともに環境負荷削減に取り組んできた。

 2019年4月には、生活者のニーズが高まっている持続可能な暮らしを「Kirei Lifestyle」とし、ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」を策定。「脱炭素」を含めた19の重点取り組みテーマを設定し、中長期目標を公表している。

 昨今、地球温暖化による気候変動という社会課題に対し、企業の果たすべき責任と役割は大きくなっており、花王では、脱炭素社会の実現に向けて新たな「脱炭素」の目標を策定した。

 CO₂の「リデュースイノベーション」と「リサイクルイノベーション」に取り組むことで、事業活動に伴い排出されるCO₂を2040年までにゼロ、2050年までにネガティブを目指す。

 さらに、社会全体のCO₂排出量削減に貢献する製品・サービス、技術の開発を進めていく。
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