ライオン、統合レポート2021を公開

粧業日報 2021年6月8日号 6ページ

ライオン、統合レポート2021を公開
 ライオンは、統合報告書「ライオン統合レポート2021」を公開した。

 統合レポートでは、同社のパーパス「より良い習慣づくりで、人々の毎日に貢献する(ReDesign)」の実践による中長期の企業価値向上に向けた取り組みを伝えつつ、グループをより深く理解してもらうことを目指した。

 冒頭では、同社が取り組んできた生活・社会課題の歴史や、より良い習慣づくりにフォーカスしたのち、社長メッセージで前経営ビジョン「Vision2020」の成果と課題、中長期経営戦略フレーム「Vision2030」にて今後伸ばすべき4つの提供価値領域、3つの成長戦略について触れつつ、「健康な習慣づくり」と「サステナブルな地球環境への取り組み推進」に注力していく決意を表明している。

 次に、より良い習慣づくりにつながる商品・サービスの提供を通じて、社会価値・経済価値を創出し、次への成長投資を行う「価値創造モデル」をわかりやすくビジュアル化。4つの提供価値領域の狙い・方向性、サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の推進に向けた2030年目標を明示している。

 続いて、事業分野別(一般用消費財・海外・産業用品)、部門別(人材開発・研究開発・サプライチェーン・財務)で責任者が登場し、事業・部門における基本的な考え方や、成果・課題、中長期戦略などについてコメントしている。

 最期に、コーポレート・ガバナンスの考え方や、方針決定プロセス、内部統制システム、コンプライアンス、リスクマネジメントなどについて詳述している。
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