資生堂、DX銘柄2021にて「コロナ対応部門」に選定

粧業日報 2021年6月16日号 2ページ

資生堂、DX銘柄2021にて「コロナ対応部門」に選定
 資生堂は、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施する「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2021」にて、2021年より新設された「コロナ対応部門(カスタマーケア部門)」に選定された。

 「DX銘柄」とは、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を、業種区分ごとに選定して紹介するもの。

 その中の「コロナ対応部門」では、コロナ禍における企業外部に向けた対応として、製品・サービス提供後の顧客との接点構築の観点が評価される。

 同社は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、顧客の購買行動の変化や新たなニーズに迅速に対応すべく、デジタル技術を駆使した新たな購入体験の提供や非接触型の美容カウンセリング、顧客の意識変化を捉えた商品開発など、様々な取り組みを実施している。

 具体的には、取引先との初のオムニチャネル協働取り組みとして、SNSの動画を通じてリアルタイムでビューティーコンサルタントとコミュニケーションをとりながら商品を購入できるライブコマースや、高度な顔認証技術とAI技術を利用して開発したバーチャルメークアップにより商品の色味が確認できる国内初のオンラインウェブカウンセリング等の取り組みを強化している。

 また、「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築」を掲げ、グローバルでのデジタル領域で多くの支援実績を持つアクセンチュア社と戦略パートナーシップを締結し、2021年7月には合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー」の設立を予定するなど、デジタル・IT専門分野での高度なスキルを持つ人材の育成・採用をより強化し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進している。

 加えて、基幹業務プロセスの刷新に向けた「FOCUS」プロジェクトも着実に進捗しており、市場の変化に素早く対応できるよう、グローバルで地域間のデータ共有・可視化を加速させている。
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