一丸ファルコス、Webセミナー開始から1年で50回を突破

C&T 2021年6月15日号 18ページ

一丸ファルコス、Webセミナー開始から1年で50回を突破
 ヘルス&ビューティケア領域の原料開発メーカーである一丸ファルコスは、新型コロナウイルス感染拡大が全国的に拡がりつつあった2020年3月には顧客向けWebセミナーをスタートし、毎週火曜日・11時(30~40分)の実施を継続している。

 毎回テーマを設け、独自のマーケティング調査を交えながら、原料の紹介を行っており、21年4月にはセミナー回数は50回を超えた。実施したWebセミナーは、見逃した顧客向けに録画配信も取り入れている。

 同社は、会員制情報サイト「ICHIMARU CHANNEL(イチマル チャンネル)」を軸に、オンラインによる情報発信力を高めている。

 2018年秋に公式スマートフォンアプリ「ICHIMARU」を導入し、Web版とあわせてBtoB向けデジタルサポートツールとして自社製品情報の提供を開始。2020年秋にはこれを拡張し、自社メディア「ICHIMARU CHANNEL」を追加することで、顧客へ各種情報を迅速に提供する仕組みを整えた。

 Webセミナーでは、テーマに沿って、豊富な独自開発原料のラインナップからピックアップして紹介している。コロナ感染拡大の影響によって在宅・テレワークを取り入れる企業が増えたこともあり、スタート時から毎回多くの会員に視聴されている。

 直近の5月19日~21日にパシフィコ横浜で開催された「CITE JAPAN2021(第10回化粧品産業技術展)」では、岐阜にある本社とオンラインでつないで、同社の研究開発員による原料セミナーや、リアルタイムでの工場見学ツアーを実施した。

 また、コロナ禍で会場に来場できない人に向けて、独自のオンライン展示会も同時開催した。

 オンライン展示会の目玉企画として、沖縄NPO法人・美ら海振興会の松井さとし会長との対談形式によるオンライン講演会を実施した。

 同社は2011年より、宮古島産や沖縄県産の天然素材をもとにした機能性原料の売上の一部を美ら海振興会に寄付し、サンゴ保全などの環境保護活動を支援している。

 今回、宮古島・沖縄産の素材を用いた原料を、SDGsターゲットに対応するサステナブルな製品として提案していく。

 オンライン展示会では、新規原料として「アデプルン〈アルニカ花エキス〉」、「ベビコラ〈カーネーション花エキス〉」、「ハピクロ〈シロツメクサエキス〉」の3製品も紹介した。

 また、近年注目を集める「肌フローラ(皮膚常在菌)」の最新研究や、人気のヘアケア原料、進化したオーダーメイド顆粒シリーズなども取り上げた。

 オンライン展示会の内容は「ICHIMARU CHANNEL」で順次再公開し、今後もコンテンツを拡充していく。

 2021年3月にはコーポレートサイトをリニューアルし、各原料の特徴や処方設計などをオンラインミーティングで説明する「化粧品原料相談室」(ICHIMARU ラウンジ)やリモート工場見学、VR会社見学などのコンテンツも用意している。
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