アルビオン、抽出研究棟を白神研究所内に開設

粧業日報 2021年7月12日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 自社栽培した植物のエキス製造、抽出技術・発酵技術の研究へ
アルビオン、抽出研究棟を白神研究所内に開設
 アルビオンは6月14日、自社栽培した植物のエキス製造、抽出技術研究、発酵技術研究を目的とした抽出研究棟(植物エキス抽出面積:119.16m²)を秋田県藤里町の白神研究所内に開設した。

 同社は2010年、トレーサビリティの確保と、植物の力を引き出す栽培技術・バイオテクノロジー研究を目的に、秋田県藤里町にアルビオン白神研究所を開所。安心・安全で高い肌効果を持つ化粧品原料開発のため、自社農園での無農薬栽培や抽出したエキスの効果実証などを行ってきた。

 従来は、植物栽培からエキス開発を経て製品化するというプロセスの中で、植物からのエキス抽出だけは外部協力企業に依頼してきたが、さらなる化粧品原料の可能性を見据え、自社で抽出を行うための抽出研究棟を建設するに至った。

 可能な抽出方法は、現時点で4種類となっており、独自の抽出方法「亜臨界DME(ジメチルエーテル)抽出」を中心に、「水蒸気蒸留抽出」「溶媒抽出」などを行っている。

 化粧品原料の材料となる植物は、花、葉、茎、根などの部位と収穫時期(季節・時間帯)によって含有する成分が異なるが、自社農園で育てた植物と抽出技術を多角的に組み合わせることにより、植物の力を最大限に活かした独自原料の開発が可能となった。

 同社では、原料の自社栽培から製品化、販売まですべてを一貫して行うことにより、さらに安心・安全で、効果を実感できる製品づくりを進化させていく。
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