岩瀬コスファ、歴史ある原料から新原料まで幅広く紹介

週刊粧業 2021年7月12日号 56ページ

カンタンに言うと

  • ウェビナーを通じたアフターフォローも
岩瀬コスファ、歴史ある原料から新原料まで幅広く紹介
 原料商社大手の岩瀬コスファは、CITE JAPAN2021で、歴史ある原料から新原料まで、63製品を紹介したほか、4題の技術発表を行った。

 特に来場者の関心を惹きつけたのは、技術発表でも紹介したLubrizol社の「Carbopol SMARTPOLYMER」とCosmodec社のビタミンC原料「CMD CosminC504」だ。

 Carbopol SMARTPOLYMERは、洗浄剤の保湿力を高める方法として油剤の配合に着目し、保湿効果が期待できるほどの多量の油をボディソープに安定的に配合できるレオロジー調整剤で、30%油配合洗浄剤の実現(石鹸系)が可能だという。

 また、非常に高い安定性を付与した新しいビタミンC原料「CMD CosminC 504」は、ビタミンCをカプセル化したもので、ビタミンCと同等の抗酸化能とチロシナーゼ活性阻害効果を有する。

 ビタミンCは高温や光で分解しやすく、安定配合が難しいことが課題とされてきたが、本原料は純粋なビタミンCを火山土によってカプセル化することで、熱や光に対する高い安定性を実現した。

 なお、等身大の女性が描かれた巨大パネルでのユニークな提案も注目を集めた。

 さらに同社では、6月1日から7月30日までの間、ウェビナーを実施している。

 「今回のCITE JAPANは、関東以外の来場者が少なかった。ウェビナーでは、ブースで行ったプチセミナーや技術発表の動画を配信しており、大阪をはじめ、来場できなかった方へのフォローとしても活用している。バーチャル展示会も公開中で、ブースの中を歩けるような形で、展示を確認できるほか、仕入先の原料メーカーにも協賛してもらい、CITE JAPANで行った講演以外の新たな動画も配信中だ」(同社)

 同ウェビナーにおいては、期間中であれば、いつでも全てのコンテンツを閲覧できるという。

 「コロナ禍において、今回のリアル開催は非常に貴重な機会だったと感じる。今後はリアルとデジタルを掛け合わせながら、より良い提案方法を探っていきたい」(同社)
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