資生堂、経済産業省が認定する「DX認定事業者」に選定

粧業日報 2021年7月14日号 4ページ

カンタンに言うと

  • デジタル技術を駆使した新たな購入体験や非接触型サービスが高評価
資生堂、経済産業省が認定する「DX認定事業者」に選定
 資生堂は7月1日、経済産業省が定めるDX認定制度に基づき、「DX認定事業者」としての認定を取得した。

 DX認定制度では、「情報処理の促進に関する法律」に基づき、経済産業省が定める「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応し、経営ビジョンの策定や戦略・体制の整備などDX(デジタルトランスフォーメーション)推進の準備が整っている事業者を国が認定する。

 企業を中心に社会全体でDXを推進していくことを目的に作られた制度で、7月1日までに同社を含む141社が認定を受けた。

 同社は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、顧客の購買行動の変化や新たなニーズに迅速に対応すべく、デジタル技術を駆使した新たな購入体験の提供や非接触型の美容カウンセリング、顧客の意識変化を捉えた商品開発など、様々な取り組みを実施している。

 具体的には、取引先との初のオムニチャネル協働取り組みとして、SNSの動画を通じてリアルタイムでビューティーコンサルタントとコミュニケーションをとりながら商品を購入できるライブコマースや、高度な顔認証技術とAI技術を利用して開発したバーチャルメイクアップにより商品の色味を確認できる国内初のオンラインウェブカウンセリング等の取り組みを強化している。

 また、同社は「デジタルを活用した事業モデルへの転換・組織構築」を掲げており、顧客の生涯を通じて、一人ひとりの自分らしい健康美を実現する「PERSONAL BEAUTY WELLNESS COMPANY」を目指している。

 そのために必要不可欠なDXのさらなる加速に向け、7月1日から、グローバルでのデジタル領域で多くの支援実績を持つアクセンチュア社と、合弁会社「資生堂インタラクティブビューティー」を始動させた。

 デジタル・IT専門分野での高度なスキルを持つ人材の育成・採用をより強化し、今後もDXを推進していく。
ホーム > 化粧品業界人必読!週刊粧業オンライン > 資生堂、経済産業省が認定する「DX認定事業者」に選定

ライブラリ・無料
ダウンロードコーナー

刊行物紹介

定期購読はこちら
お仕事紹介ナビ

アクセスランキング

  • 日間
  • 週間
  • 月間
PDF版 ダウンロード販売
化粧品マーケティング情報
調査レポート
株式会社矢野経済研究所
pagetop