アルビオン、主力ファンデの詰替用容器でパルプを採用

粧業日報 2021年8月3日号 2ページ

アルビオン、主力ファンデの詰替用容器でパルプを採用
 アルビオンは、8月16日に発売する「アルビオンプリンプパウダレスト」(10色各10gセット5500円、レフィル4400円、マット付ケース1100円)の詰替用容器にて、王子ホールディングスが開発したパルプ製容器を採用する。

 ファンデーションの詰替用容器にパルプを採用したのは初めての試みとなる。



 同社では商品の中身はもちろん、パッケージにおいても、高級化粧品にふさわしいデザインや品質にこだわり、安心安全で環境に配慮した容器開発に取り組んでいる。

 これまでも、容器に多く使用されるプラスチックは植物由来プラスチックやリサイクル材料を採用するなど、環境負荷低減に努めてきた。

 ファンデーションの詰替用容器についても、リサイクル材料に切り替える取り組みを継続しているが、今回、王子ホールディングスが開発した自然に還る素材で立体成型できるパルプモールド製品「PaPiPress(パピプレス)」を採用することで、付属の透明フィルムと金皿以外、100%パルプへの置換を実現した。

 パウダーファンデーションというデリケートな中身を衝撃から守るため、フィットする形状への調整や強度の維持など機能面に加え、色や質感など意匠性においても顧客満足を最優先に繊細な研究を重ね、実用化に至った。

 パルプ製詰替用容器は、同社の主力ファンデーション1種への採用となるが、その他についても、各製品特性や顧客ニーズを踏まえ、材料を選定し容器開発をしていく考えだ。
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