ライオン2021年中間決算、売上高・利益とも公表数値を達成

粧業日報 2021年8月20日号 1ページ

カンタンに言うと

  • ハンドソープの反動減を柔軟剤や解熱鎮痛薬がカバー
  • オンラインの販促強化を継続する中国が2ケタの増収で牽引
  • 4つの提供価値領域に執行役員を配置した推進体制で挑戦を加速
ライオン2021年中間決算、売上高・利益とも公表数値を達成
 ライオンの2021年12月期第2四半期決算(IFRS)は、売上高が前年同期比2.4%増(為替変動の影響除く実質で1.3%増)の1732億2300万円、従来の営業利益にあたる事業利益が14.3%減の140億300万円、営業利益が45.4%減の141億8600万円、税引前利益が41.1%減の159億2800万円、四半期利益が39.7%減の117億9700万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が41.9%減の108億1500万円となった。

 売上高、利益とも公表数値(売上高:1730億円、営業利益:115億円)を達成している。

 国内事業では、ハミガキ、ハブラシ、衛生関連品、柔軟剤、台所用洗剤、皮膚用薬において新製品を導入し、効率的なマーケティング施策により育成を図った。

 海外事業では、オーラルケア、ビューティケア分野の拡大施策を進めつつ、洗濯用洗剤をはじめとするホームケア分野の競争力強化と収益性向上に取り組んだ。

 8月5日に行われた決算説明会で掬川正純社長は、「国内では昨年の新型コロナウイルス感染症流行の反動によるハンドソープの売上減がマイナスに利いた一方、柔軟剤やコロナワクチン接種の副反応による解熱鎮痛薬の需要増がプラスに貢献した。海外では中国の好調が継続している。また、市況回復により産業用品が増収となり、トータルで売上は前年を上回った。事業利益についてはトータルコストダウンが想定通り進捗したものの、原材料価格の上昇や競争費用の増加などによりトータルで前年を下回っている。営業利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益については昨年2月に本社土地の譲渡益を計上している影響を受け、減益となっている」と上期の業績を総括した。

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