ランクアップ、SDGsで新たに3つの事業認定を取得

訪販ジャーナル 2021年9月6日号 7ページ

ランクアップ、SDGsで新たに3つの事業認定を取得
 ランクアップは2021年7月、「製品の製造から消費までの過程を通じて廃棄物の削減を実現し、環境への悪影響を軽減することに貢献する」という項目にて、SDGsの11「住み続けられるまちづくりを」、12「つくる責任 つかう責任」、14「海の豊かさを守ろう」という3つのゴールで事業認定を取得した。

 同社は過去にも5つのゴールで事業認定を取得している。



 具体的には、「無駄をなくす容器の工夫・『おまとめ配送』で排気ガス削減」「お客様の声から生まれた改良が、資源を大切にすることにつながる」「プラスチックごみ削減に寄与」という項目で事業認定を受けた。

 1つ目として、製造から配送に至るプロセスにて、容器の形態を工夫することで無駄を省き、紙類、プラスチック、CO₂排出の削減を実現している。

 一例として、主力製品である「ホットクレンジングゲル マッサージプラス」の口を大きくし、指を入れられるようにしたことで、最後まで使い切ることができるようになった。

 この最後まで使い切る容器の工夫は、顧客の声から生まれた。ホットクレンジングゲル以外にも、2021年にはオールインワン美容液の容器が、最後まで使い切りやすい容器に変わる。

 現在は通常のプッシュ式の容器だが、ポンプ式で最後まで容易に使い切れる「デラミ容器」に変更する。すでに朝用洗顔では採用されている容器だが、オールインワン美容液にも応用する。

 製品を配送する際のCO₂排出量の削減にも取り組んでいる。拠点を介さず直送にすることで移動距離を短縮する変更を2021年5月に実施した。

 配送回数を減らすことで顧客の手間を省くだけでなく、梱包資材の削減や配送の際に排出されるCO₂を減らすことに寄与していく。

 2つ目の事業認定では、朝用洗顔の製造過程で湧水(天然温泉水)を使用している点や、洗顔時の水も不要であるため節水に寄与する点が評価された。また、主力製品である「ホットクレンジングゲル マッサージプラス」もダブル洗顔が不要なため、通常であればクレンジングと洗顔2回で必要なすすぎの量を半分に減らすことができる。

 3つ目の事業認定では、化粧箱につくプラスチックシールを廃止するなど、資源の無駄をなくす取り組みを実施している点が評価された。

 以前は化粧箱に、未使用であることを証明するためのプラスチックシールが貼られていたが、ミシン目をつけて開封するロック式に変更することで、プラスチック使用量の削減につなげた。
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