テクノビューティーサプライ、サステナブルとテクスチャーを両立した弱酸性シャンプーバーの提案に注力

週刊粧業 2021年8月30日号 10ページ

テクノビューティーサプライ、サステナブルとテクスチャーを両立した弱酸性シャンプーバーの提案に注力
 小回りの利く生産体制を強みとするテクノビューティーサプライでは、ヘアケア製品を中心に好調に推移している。

 遠藤真人代表取締役に話を伺った。

 ――現況についてお聞かせください。

 遠藤 ヘアケアを中心に好調に推移しており、受注数も増加傾向にある。5月からは、サステナブルな弱酸性シャンプーバーの展開を開始し、商品化にもつながった。

 従前の液状シャンプーと比べ、容器などプラスチックの使用量を大幅に削減できる。当社のシャンプーバーは、弱酸性のため、きしみ感のない、快適な使い心地を実現している。

 環境への意識の高まりから、シャンプーバーの投入も増加しているが、使用感の課題をクリアできていない商品が多い。

 いくらコンセプトが素晴らしくても、シャンプーとしての機能を有するものでなければ使い続けてもらうことはできない。同品は、環境に優しいだけでなく、テクスチャーも満足できるものに仕上げることができた。

 また、弱酸性のシャンプーバーは市場に少ないため、差別化にも貢献できるだろう。シャンプーバーの商品化を検討している企業には、ぜひ一度使っていただきたい。

 ――コロナ禍を踏まえ自社の強みを再定義していただけますか。

 遠藤 先を見通せないコロナ禍においては、長期プランを構築して、大規模プロジェクトで動くことは難しい。確定しない情報も多く、スケジュールの変更なども起きやすい状況だ。

 当社は小ロット対応の小回りの利く生産体制で、そうした事態にも柔軟に対応することができる。

 例えば、「納期を早めてほしい」といった相談に対しても、数回に分けて納品するなどして期待に応えることができるだろう。

 こうした機動力の高さは、コロナ禍だからこそさらに大きな強みとなっていると感じている。

 ――今後についてお聞かせください。

 遠藤 これからは、市場が回復している中国からのメイドインジャパン化粧品OEMの依頼が増えていくのではないか。

 当社でも、コロナ前から進めていた中国輸出用の化粧品の案件が再び動き出している。

 今後は、海外展開にも取り組みつつ、引き続きシャンプ―バーの提案に注力していく方針だ。
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