あらた、売上高1兆円めざし事業領域を拡大

週刊粧業 2021年9月6日号 7ページ

カンタンに言うと

  • 中核の卸売事業の成長を前提に
あらた、売上高1兆円めざし事業領域を拡大
 あらた(須崎裕明社長)は「長期経営ビジョン2030」で売上高1兆円を目指し、事業領域の拡大に取り組んでいる。

 中核の卸売事業を成長させながら、新しい需要を創造する付加価値商品の開発や、海外事業、EC事業を拡大する。付加価値商品の開発では、化粧品を中心にラインアップが拡大している。

 海外事業は20年9月に包括提携した中国広州の衆上集団との間で、ECを含めた商品供給を開始しており、さらにビジネスの拡大に向け2021年7月に資本提携した。EC事業は小商圏をターゲットにした新規業者への商品供給を開始した。

 2022年3月期第1四半期決算(4~6月)はコロナ禍で依然、市場環境が厳しいものの、化粧品の回復や主力のドラッグストアが堅調に推移したことなどで、増収増益となった。

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