矢野経済研究所、市場は全体的に減少も一部商品に光明

週刊粧業 2021年10月18日号 41ページ

カンタンに言うと

  • 本格的な回復は2025年度以降と推測
矢野経済研究所、市場は全体的に減少も一部商品に光明
 日本における市場調査会社のパイオニアとして知られる矢野経済研究所は、1958年の創業から蓄積してきた膨大な調査・分析情報に基づく国内産業別市場規模データを保有し、さらには中国・ASEANを中心とした海外市場の調査・分析でも豊富な実績を持つ。

 ライフスタイル&ビューティーグループの浅井潤司部長に、国内化粧品市場の動向を聞いた。

 ――国内化粧品市場について、各カテゴリーの動向をお聞かせください。

 浅井 2020年度(2020年4月~2021年3月)の化粧品市場は、コロナ禍でインバウンド需要がほぼ消失し、国内需要も外出自粛の影響で特にメークアップが大きく減少したことにより、前年度比15.6%減の2兆2350億円となった。

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