花王、くすみのケアには角栓を洗い流すことが重要

粧業日報 2021年11月2日号 2ページ

花王、くすみのケアには角栓を洗い流すことが重要
 花王は、肌がくすむ原因の本質解明と、洗うことでくすみを軽減する技術開発を進めており、今回新たに「角栓を洗い流し、皮脂の酸化連鎖を防ぐことがくすみケアに有効であること」を解明した。

 肌がくすむ原因の1つに角層(角層タンパク質)の酸化があり、酸化した皮脂が角層を酸化させることにより、肌がくすんで見えることが知られている。

 そこで、皮脂が酸化する原因を探っていく中で、皮脂の供給源である毛穴に着目。毛穴にタンパク質と皮脂の混合物が固まった汚れ(角栓)があると、「そこに光(可視光領域)が当たって角栓が酸化」し、「その角栓により周囲の皮脂が酸化して、さらに皮脂の酸化が連鎖」していき、「顔全体の角層の酸化につながっていく」ことを初めて発見した。

 小鼻だけではなく顔全体の毛穴で生じている角栓は、20~50代の頬を調べたところ、40~50代にかけて増える傾向にあった。そこで同社では、皮脂を溶解してタンパク質を分散させることによって、角栓を取り除く技術を応用したモデル処方の洗顔料を用いて効果検証を行った。

 13人の被験者に4週間連用してもらった結果、角栓が減るほど肌が明るくなることが確認できた。この結果より、角栓を洗い流すことは、くすみケアに有効であることが示唆された。

 今回の結果から、くすみを減らすには酸化の起点となる角栓を取り除き、皮脂の酸化連鎖を防ぐことにより、角層の酸化を抑制することが重要であること、つまり角栓を洗い流して、皮脂の酸化連鎖を防ぐことが、くすみへのアプローチに重要であることがわかった。

 この知見を、洗うことによりくすみの少ない素肌に導けるような商品づくりに応用していく。これらの研究結果の一部は、第86回日本化粧品技術者会研究討論会にて発表している。
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