近代化学 岡部達彦社長、人材・設備面での成長投資を推進

週刊粧業 2021年11月8日号 16ページ

近代化学 岡部達彦社長、人材・設備面での成長投資を推進
 ヘアケア専門OEMの近代化学では、2016年より取引先を招いた経営指針発表会を毎年開催している。

 先月28日には、9月よりスタートした今期(第68期)の経営指針発表会がレンブラントホテル海老名にて行われ、営業部・研究開発部・品質保証部・生産部・業務部・総務部・情報システム室の各部署に所属する社員が、昨年の振り返りと今年の決意を表明した。

 岡部社長は、発表会の狙いについて「自分が働いている会社で他の部署の人が何を考え、何を目指しているかを知ることが大事で、それを社内だけでなく社外にも向けて自らの目標を発信できる非常に良い機会となっている」と説明する。

 近代化学では今期、「共に幸せをつくり世界中に笑顔を届ける」という経営理念のもと、「一人ひとりの能力向上(資格手当や研修の充実)」「生産設備の拡充(自動充填装置等)」「衛生対策のさらなる充実」「各部の増員」「顧客との連携強化」を具体的な成長プランに掲げ、売上高は前期比16.8%増の10億5000万円を目指す。

 「日本の丸紅とイギリスのバーティカルエアロスペースが業務提携し、進めている空飛ぶタクシーが2025年に日本での運航開始を目指している。法律や空路の離着陸場の整備など問題は山積みだが、明確な目標を持って挑戦していく姿は頼もしく、その実現にはワクワクする。私たちも2025年にはISO9001・22716の維持、売上高30億円、夜間操業の実現、従業員共用スペースの充実、研修室のリニューアルなどを目指し、事業を推進していく」

 発表会当日は、自由民主党の甘利明幹事長(当時)が会場に駆け付け、「企業の生産性を高めるためには、従業員のスキルアップが必要不可欠で、DX推進の研修などに投資すべきだ。製品開発力の強化も重要で、革新的な技術を持つ中堅・中小企業には、是非とも全国中小企業団体中央会の基金等を活用してもらいたい」とアドバイスを送る一幕もあった。
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