エヌ・ピー・ラボ、品質と価格を武器にコロナ禍も好調

週刊粧業 2021年11月15日号 9ページ

カンタンに言うと

  • きめ細やかなアフターフォローが強み
エヌ・ピー・ラボ、品質と価格を武器にコロナ禍も好調
 韓国最大の真空乳化機専門メーカー、宇元(WooWon)の日本総代理店を務めるエヌ・ピー・ラボは、オーバーホールやメンテナンスといったアフターフォローを強みに、コロナ禍も好調な売上で推移してきた。

 高品質でありながら、リーズナブルな価格で提供できる点も引き合いが多い要因となっている。

 同社ではヒアリングから設計、メンテナンスに至るまで各案件に対し専門担当者がワンストップで業務を遂行することで、リーズナブルな価格とスピーディーな対応を実現している。ヒアリング後は日本で設計、韓国の工場で機械を製造し、顧客ニーズに合わせた機械を提供する。

 「各案件に対する人員が多すぎると、各人の引継ぎ部分で問題が起きることがあるが、少人数で遂行することで、そうしたリスクも軽減することができる」(菊地正仁代表取締役)

 同社は、今年の7月に会社設立21周年を迎えた。設立当初は、宇元も日本への展開を開始したばかりで、受注がなかなか伸びない状況もあったというが、1台、2台と導入が進むにつれ、日本でも認知や信頼感が高まり、受注が拡大していったという。

 菊地代表は、「製造元である宇元とともに、日本企業が安心して使える仕様を20年かけて探究してきた。今後も改良は続けていくものの、日本向けの仕様は既に完成しており、現在では多くの日本企業に安心して導入いただけている」と語る。

 同社が強みとするきめ細やかなアフターフォローは、既存顧客からの受注にもつながっている。消耗部品は数年で交換する必要があることから、5年に1回程度はメンテナンスを行う必要があるというが、同社ではそうしたタイミングでこまめに提案を行っている。

 「簡単なオーバーホールであっても2~3日程度は要するため、二の足を踏む企業も多いが、数年ごとにきちんと消耗部品を交換することで、機械の寿命を延ばすことができる。何か異常が起きてからでは手遅れになってしまっているケースもあるため、メンテナンスにも興味を持っていただけたら幸いだ」(菊地代表)

 同社は、こうした真摯な対応の積み重ねにより、着実に顧客からの信頼を獲得してきた。最近では、顧客間の口コミが新規案件につながるケースも多いという。

 「営業の姿勢やメンテナンスの仕方、今まで積み重ねてきた現場経験による対応力の高さが評価され、こうした良い連鎖につながっているのではないか」(菊地代表)
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