JTS、豊富なラインナップで水の代替ニーズに対応

週刊粧業 2021年12月6日号 10ページ

JTS、豊富なラインナップで水の代替ニーズに対応
 スキンケア製品やヘアケア製品の付加価値化に、水の代替え原料が注目を集めている。

 多くの液体化粧品は、全成分表示の最上位に「水」と表記されているが、商品に対し期待できる効果が低いというイメージを消費者に持たれてしまうことを避ける目的で水代替原料への関心が高まっている。

 JTSは、そうした研究開発のニーズに対し、水の代替原料のラインナップを拡充している。

 中でも「KGKコラーゲン水」「KGK発酵コラーゲン水」「KGKプラセンタ水」といった、美容成分として人気の高い素材を使用した水の代替え原料の販売が好調に推移しているという。

 同社は、コロナ禍でインバウンド需要が消失した状況にあって、「中国INCI名の登録があるKGKハトムギ発酵液、榊原温泉水などの問い合わせが増えている」とも話した。その他にもブルガリアダマスクローズウォーターや出雲アロエベラ液汁などを取り揃えている。

 問い合わせが増えている中国向けINCI登録のある原料では、微生物発酵由来の高分子ヒアルロン酸Na1%水溶液「ヒアージュ」シリーズも、順調に販売量が増えている。

 ヒアージュは、高品質で低価格というコストパフォーマンス性に優れ、防腐剤の種類やその添加量、ヒアルロン酸Naの濃度や分子量を自由にカスタマイズできる体制を整えている。様々なニーズに対応できるヒアルロン酸溶液として紹介を進める。

 新規取扱原料では、スペイン本社のindyk社製の植物油の販売を開始した。

 ホホバ油やマカデミアナッツ油、アボカド油など人気の高いオイルから、タイガーナッツなどスーパーフード由来のオイルまで30種類以上をラインナップしている。

 人件費や輸送量の高騰で世界的に原料値上げが続く中、indyk社の協力により、良心的な価格での提供が可能な供給メリットを活かし、植物オイルの市場開拓を進める。
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