みらい中央研究所、日本品質を世界へ発信する戦略的パートナーへ

C&T 2021年12月15日号 80ページ

2021年12月16日 14時00分

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 2018年3月創業の「みらい中央研究所」(本社=東京都中央区)では、化粧品と健康食品の企画・処方開発から製造(ODM・OEM事業)を手がけるほか、海外への輸出手続きや現地の販売ルート開拓に至るまで一貫した海外進出サポートを行っている。

 「世界が単一化より多様化、グローバル化に進んでいるこの時代に、世界と繋げる良い商品を各地域の消費者の手元に届ける夢がある」と語る代表取締役の李娟娟(リー・ジュリー)氏は、日本の「職人精神」にビジネスチャンスを求め、1年間に及ぶ市場調査・分析を経て、みらい中央研究所の創業に至る。

 同社のセールスポイントや今後の事業展開について、李氏に話を伺った。



日本と中国両方のビジネスに精通し、
企画開発から販路開拓まで一貫サポート

 「お店に並ぶ商品は、消費者と目と心の交流ができ、商品も人間のように話ができる。良い商品は、まず人の目を惹き、愛用する時間が増えるにつれて人の心を奪う。市場では生まれてもすぐ見つからなくなるような商品が沢山あるが、消費者に愛用してもらうことで交流が生まれる。激しい競争市場でも、長く寿命が保てる商品を創るのが私たちの使命だ」

 こう語る李氏は、2018年から、中国のクライアントからの要望を受け、日本のOEMメーカーに製造を委託する形で化粧品ビジネスをスタートさせた。

 当初は、商社として委託先が処方開発した日本製の化粧品を中国のクライアントへ提供するのみだったが、2019年2月に日本で研究所を開設して以降、同社が独自開発した技術や処方を用いたオリジナリティが高く、かつ中国国家薬品監督管理局(NMPA)の化粧品規制にも迅速に対応できる日本製化粧品のODM・OEM提案が可能になった。

 「日本国内大手化粧品メーカー出身の研究員と長年品質管理に従事した人材を採用したことで、化粧品の研究開発から製造まで品質コントロールを徹底して執り行う研究所を開設することができた。これにより、クライアントからの受注を待つ受け身の姿勢だった従来までのOEMビジネスが一変し、中国市場のニーズを踏まえて企画開発の段階から攻めの姿勢で商品を提案する形へと進化し、研究所の開設は大きなターニングポイントになった」

 同社では現在、韓国に精通した社員も在籍し、メンバーの顔触れも多国籍となっている。日本のモノづくりと中国の市場動向、そして韓国の容器・パッケージを全て掛け合わせた化粧品の商品開発を進めている。

 「直近の事業概況としては、メインの中国がコロナ禍においても既存・新規ともにクライアントからのOEM受注が好調に続いている」



中国企業とのビジネスで培った知見をもとに
日系ブランド・メーカーの中国進出をサポート

 OEMの受注カテゴリーはスキンケアが中心で、最近のコロナ渦でマスク着用による肌トラブルが増加していることを背景に、皮膚常在菌のバランスを整えて肌のバリア機能を高める「美容液」への引き合いが高まっているという。

 日本製化粧品ではこのほか、「UV・ベースメーク」関連の受注が拡大しているようだ。

 「当社が開発する商品は、安全・安心で低刺激であることを基本としており、パラベンやアルコールをなるべく使用しない処方設計としている。研究所で独自の技術や処方を用いて開発した商品は社内で安定性試験を行うが、製造委託工場でも検査を行い、安全・安心に向けて二重チェックでの徹底した品質管理体制を構築している」

 みらい中央研究所では今後、新たな取り組みとして中国の漢方由来成分を配合したスキンケア化粧品の開発を日本で進めていく。

 また、日本の化粧品メーカー・ブランドに対し、中国市場への進出をサポートする提供サービスのさらなる強化を目指す。

 「中国では輸入化粧品への規制が強化され、NMPAへの登録審査が厳しくなってきている。当社では、これまで中国企業とのビジネスで培った知見をもとに、日本品質を世界へ発信する戦略的パートナーとして、そうした規制への迅速な対応に加え、中国の市場トレンドを踏まえて開発段階から売れる化粧品を企画・提案する。中国の薬事関係法規制を踏まえたパッケージをアドバイスするほか、現地のドラッグストアやデパート、通販といった販売ルートの開拓まで一貫したサービスを提供し、今後も日本のクライアント企業の中国進出を強力にバックアップしていきたい」

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