コーセー、CDP気候変動分野でAリストに2年連続で選定

粧業日報 2022年1月7日号 5ページ

コーセー、CDP気候変動分野でAリストに2年連続で選定
 コーセーはこのほど、国際環境非営利団体CDPが実施した「気候変動」対応に関する調査にて、気候変動に対する取り組みと積極的な情報開示が高く評価され、最高評価である「Aリスト企業」に2年連続で選定された。

 1991年より「美しい知恵 人へ、地球へ。」をコーポレートメッセージとして発信している同社グループは、2020年4月、中長期ビジョン「VISION2026」にて、3つの基盤戦略の1つに「バリューチェーン全体にわたるサステナビリティ戦略の推進」を掲げた。

 これに連動し、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みと2030年までの目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」を発表した。

 同社グループは、環境・気候変動問題への対応は「事業成長」と「持続可能な社会の実現」の両立を図るために、欠かすことのできない重要な経営課題の1つとして捉えている。

 同社グループは、2030年までに自社が使用するエネルギーや電力を由来とする温室効果ガス(GHG)排出量(SCOPE1・2)の削減目標を35%削減、バリューチェーン全体(SCOPE3)での削減目標を30%削減と掲げている。

 この目標は、国際的イニシアチブ「SBTi(Science Based Targets Inisiative)」による「SBT(Science Based Targets)」認定を取得した。また、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同を表明し、シナリオ分析など情報開示を積極的に行っている。
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