コーセー、主要工場でRSPOサプライチェーン認証を取得

粧業日報 2022年1月12日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 持続可能な原材料の調達を推進
コーセー、主要工場でRSPOサプライチェーン認証を取得
 コーセーは、持続可能な原材料調達の取り組みとして、主要工場である群馬工場・狭山工場、本社・関連拠点にて、RSPOサプライチェーン認証を取得した。

 東南アジア等を中心に生産されるアブラヤシから採取され、世界で食品などの多様な用途に使用されている植物油で、その一部が化粧品原料としても用いられているパーム油は、プランテーション開発に関わる熱帯雨林の破壊などの環境面や労働など人権面での問題が指摘されてきた。

 このような中、同社グループは、2019年にRSPOに加盟、2020年には持続可能なパーム油のための日本ネットワークであるJaSPON(Japan Sustainable Palm Oil Network)にも参画し、持続可能なパーム油の調達と消費に向けた取り組みを進めてきた。

 同年4月には、グループのサステナビリティ目標と戦略をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」にて、2030年までに「責任あるパーム油の調達」を100%にする目標を掲げ、全社で達成に向けて取り組んでいる。

 また、同社グループは、サプライチェーンにおける人権課題等の把握をさらに進めるため、2021年10月に、グローバルサプライチェーンの労働条件改善のためのデータを管理・共有する英国を本拠地とするNPO会員組織「Sedex(Supplier Ethical Data Exchange)」に参加した。

 今後は、そのプラットフォームを活用してサプライヤーとのエンゲージメント強化を図り、持続可能な原材料の調達を推進していく。
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