日本コルマー、近未来を切り拓く新製品を一挙公開

週刊粧業 2022年1月1日号 68ページ

2022年1月7日 16時00分

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 化粧品OEM/ODM業界で国内最大手の日本コルマーは、「第12回化粧品開発展 東京」で、「2025年の世界」をブーステーマに、4つのカテゴリーで開発製品約30品目を紹介する。

 また、自社オリジナル技術を紹介するコーナーを設け、新たな機能的価値を付加した製品や、視覚に訴えかけるエモーショナルな要素を付加した製品を展示し、ブランドメーカー等の差別化戦略をサポートしていく。



ヴィーガン、ジェンダーニュートラル等
トレンド定着に向け開発力を結集

 同社は、ブーステーマを「2025年の世界」と題して、「人にも自然にも優しく、皆が自分らしく化粧品を楽しむ世界」を想い描く。

 マーケティング部の別所侑香氏は、世界的に長期化の様相を呈しているコロナ禍の中、「人間関係や環境の変化、ニューノーマルな生活による不安から心と体のストレスを感じやすくなっている。それに対し、化粧品は人々に何をもたらすことができるか、そして、日本コルマーとして何ができるのかを考えた」とテーマ設定について説明し、「当社の展示製品を見たり触ったりすることで、化粧品の未来を考えるきっかけや製品開発のヒントにしていただけたら嬉しい」と話す。

 展示ブースでは、「SDGs」「Gender Neutral」「Base Makeup2.0」「After/With Covid-19」の4つのテーマを設け、テーマ別に開発製品を展示する。

 同社は国内5つの研究所で年間約1000SKUの新製品を開発している。

 今回の出展に向けて、各研究所にテーマに沿った出展候補品目を募ったところ、100を超える開発製品が集まったという。展示ブースでは、そこから厳選した約30品目を展示する。

 「10年先の未来を予測するような開発品もあったが、化粧品開発展の特性も踏まえ、トレンドやニーズの半歩先を意識し、近未来をイメージできる製品をセレクトした」(別所氏)

 「SDGs」コーナーでは、ISO16128に基づく「自然由来指数」の高いスキンケアシリーズやリフィル対応メークアップ、ヴィーガン処方コスメなどをラインナップする。

 同社は、中長期的な成長戦略としてSDGs達成に向けた取り組みを21年度より本格的にスタートし、RSPO認証を取得するなどサステナビリティを意識した製品開発・製造に取り組んでいる。展示ブースでもその一部を紹介する。

 「Gender Neutral(ジェンダーニュートラル)」では、「性別を問わずに使えるメークアイテム」をコンセプトに、トーンアップクリーム、ノーカラーファンデーションなど素肌を生かしたファンデーションや、立体感のある自然な目もとや眉を作るアイシャドウ、ブロウシェイパー(透明な眉マスカラ)などをラインナップした。社内の男性の意見を取り入れながら開発を進めたという。

 スキンケアは使っていても、メークに抵抗感をもつ30代男性を想定ターゲットに、「男性が自ら進んで購入したい、使ってみたいと感じるような価値を提供していきたい」と別所氏は話し、こう続けた。

 「ボーイッシュスタイルやノームコアなファッションを好む女性もターゲットに想定している。コロナ禍のマスク生活やテレワークが続く中、身だしなみの延長でメークをするニーズも高まってきている。カジュアルに使えるメークアイテムとして提案していきたい」

 コロナ禍で生まれた新たなニーズに対応する製品は、「アフターコロナ/ウィズコロナ」コーナーにも充実させる。

 マスク着用による肌トラブルをケアする製品や、マスクを着用したままスキンケアできるスティック製品などを展示するという。



ファンデーションなど得意領域で
開発力を発揮、新技術も紹介

 「Base Makeup2.0」では、スキンケア効果の付加など高機能なパウダーやリキッドファンデーションを紹介していく。

 同社は、コロナ禍でマスクに付きにくいファンデーションをいち早く開発・提案してきたように、下地・ファンデーションは開発を得意とするジャンルの一つ。展示ブースでは、全成分の7割を美容成分で構成したルースパウダーや、処方中の水をヒアルロン酸水溶液に置き換えたベースメークなど魅力的なスキンケア訴求が可能な製品を展示する。

 「コロナに関する生活者調査では、コロナが落ち着いてもマスク生活を続ける意向が高い。今回の開発品を通して、改めて当社のベースメークの開発力・技術力を知っていただきたい」(別所氏)

 そして、「コルマーオリジナル技術」コーナーでは、色鮮やかなグラデーションチークや、油滴を浮かせたジェル美容液など同社の独自技術により開発した新製品約10品目を展示する。

 SNSマーケティングを推進する企業が増えていることから、「見て楽しめるコスメ」の開発も強化している同社は、他社と差別化できる製品づくりをサポートしていく。

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