プラネット 田上正勝社長、流通の変化に積極的に対応

週刊粧業 2022年1月1日号 28ページ

プラネット 田上正勝社長、流通の変化に積極的に対応
 世界に拡大している新しいコロナ変異株は水際対策で抑えられる、という前提で今年の流通の動向を考えますと、リモートワークの浸透、SDGsの取り組み加速、インバウンドの復活になると思います。

 2年間のソーシャルディスタンシングの徹底により、人と距離を保つことが当たり前になりましたが、人と適度な空間を保つことはそもそも快適なのだと思います。

 デジタルネイティブな世代を例にあげると通常はネットでつながりを持ち、仲間とワイワイ楽しむ時にリアルで集まるといったスマートな生活を送っています。

 多くの企業が取り入れたリモートワークは時流に合っていますので、DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みと合わせて、リアルとメリハリをつける形で浸透していくものと考えられます。

 SDGsの取り組みも加速すると思います。会社は株主のものという考え方が長く続いていましたが、日本企業は従来から従業員、顧客、取引先、地域社会を大切にしていて、地球環境を保護する対策も積極的に行っていました。社会に貢献し公益的な活動を行うことは日本のお家芸でもあるので、改めて言語化されたSDGsは「和魂洋才」として取り入れていけば良いと思います。当社もロジスティクスEDIの推進を通じてCO排出量の削減に貢献したいと考えます。

 インバウンドの復活にも期待しています。インバウンド市場の主役となる中国人観光客の復活は、2月の北京五輪が終わった後になるでしょう。そのためにも、国内の感染再拡大を抑えると同時に、2年ぶりに来日する観光客を熱烈に歓迎する準備が必要になります。円安で割安感もあり、景気回復の起爆剤になると考えられますので、当社も調査やイベント開催に協力するなどして応援してまいります。

 今年も流通の変化に積極的に対応することで、みなさまとご一緒に業界を元気にしていきたいと考えております。 
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