P&Gジャパン スタニスラブ・ベセラ社長、さらなる躍動の年を目指して

週刊粧業 2022年1月1日号 27ページ

P&Gジャパン スタニスラブ・ベセラ社長、さらなる躍動の年を目指して
 2021年はあらゆる側面において 「ニューノーマル」へと大きな変化を遂げた一年になりました。当社におきましても、従業員及びステークホルダーの皆様の健康と安全を第一優先としながらも、ニューノーマル時代における新たな前向きなビジネス成長を目指し、努力を重ねてまいりました。

 衛生・除菌製品への消費者ニーズ・関心が続く中、アリエール、レノアなどの洗濯用洗剤・柔軟剤、また食器用洗剤のジョイは、高付加価値の革新的な製品群を導入し、市場拡大に大きく貢献いたしました。

 また、近年より一層期待が高まる環境サステナビリティに配慮した製品展開にも力を入れてまいりました。世界全体で約50億人の消費者に製品やサービスを提供する当社は、環境保全への責任は大きく、果たしうる貢献も大きいと考え、製品・サプライチェーン・社会・従業員教育など多角的な取り組みを進めております。

 ジレットは、パッケージを紙製にすることで、プラスチックを前パッケージと比較して99%削減いたしました。またパンテーンからは、単一素材のエコパウチや耐久性のあるアルミボトルの導入など、グローバルの知見を活かした製品導入を進めてまいりました。

 昨年のワールドワイドオリンピックパートナー、及び東京2020パラリンピックゴールドパートナーである当社は、「使い捨てプラスチックを再生利用した表彰台プロジェクト~みんなの表彰台プロジェクト~」に、事業協力社として参画いたしました。使用済みプラスチック容器を消費者から回収し、東京 2020 大会の表彰台に再生利用するという本プロジェクトは、約9カ月で24.5トンの使用済みプラスチック容器を回収し、表彰台全98台に再生されました。

 当社では、「世界を変える力、未来を育てる力」のテーマのもと、コーポレートシチズンシップ活動を経営戦略の一環に組み込み、「社会貢献」「環境サステナビリティ」「イクオリティ&インクルージョン(平等な機会とインクルーシブな世界の実現)」の3つの軸で、活動を推進しております。

 とりわけ、イクオリティ&インクルージョンの領域においては、30年以上前からダイバーシティ&インクルージョンに取り組んできた当社ならではの知見を活かし、積極的に社会に発信を続けております。

 2022年は、策定した新・中長期計画「ヴィジョン2025」のもと、「ビジネス成長」「人材育成」「社会」の3つの柱を軸に、引き続き日本市場拡大に貢献しながら、さらなる躍動の年を目指します。

 パンデミックを経た新たな時代への希望とともに、これまで以上にお得意先様との協働を強化し、より一層日本社会に貢献をしてまいりたいと思います。
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