ホシケミカルズ、今秋に埼玉メークアップ工場を竣工

週刊粧業 2022年2月28日号 8ページ

ホシケミカルズ、今秋に埼玉メークアップ工場を竣工
 ホシケミカルズでは、コロナ禍で高まった香りのニーズに対応した「エモーショナルコスメ」をはじめ、マスク着用による肌荒れケアなどの「ウィズコロナコスメ」のOEM受注が好調に推移している。

 「アフターコロナ」の新戦略について、星野拓社長に話を伺った。

 ――「アフターコロナの新戦略」というテーマに沿って、貴社が推進している取り組みをお聞かせください。

 星野 アフターコロナではこれまでのメーク習慣が変化し、健康的な素肌やヘルシー志向へのニーズがより高まっていくだろう。

 それを見据え、当社ではスキンケアとメークアップの垣根を越えた両方の機能を持つ製品づくりを推進すべく、昨年末に「埼玉メークアップ工場」の建設を開始し、今秋に竣工する予定だ。

 これにより、メークアップ製品のニーズが今後高まった時でも、しっかりと対応できる生産体制を構築していく。

 我々のような中堅規模のOEMメーカーで、メークアップとスキンケア両方を製造できる企業は少ないうえ、メークアップ専門のOEMメーカーと比べると、生産規模が少ないからこそ小ロットでも柔軟に対応できる。

 そのため、スキンケアのクライアント企業が将来的にメークアップまで商品展開を広げていく際にお手伝いしやすく、こうした当社の強みをより一層強化していくことが来期の大きなポイントになるだろう。

 ――今期からスタートした5カ年の中長期ビジョンの進捗はいかがでしょうか。

 星野 環境配慮やSDGs、社員の働き方改革など全方位で取り組み、企業価値を高めていくことが、ひいては一般消費者や将来的に化粧品ビジネスを検討されている人に対し、企業としての信頼性を与えることにもつながってくる。

 このように企業ブランディングを軸とした5カ年の中長期ビジョンを今期からスタートし、既に働き方改革の一環として定年延長を実施した。

 来期早々には本社周辺に点在していたオフィスを集約し、本社勤務の社員を対象にテレワーク・シェアオフィス・自宅で働く場所を自由に選べる体制を整備する。また、Webを通じて企業価値を高める情報発信を、国内外含めて強化していく。
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