ナリス化粧品、日やけ止めに関する意識調査を実施

訪販ジャーナル 2022年2月28日号 4ページ

カンタンに言うと

  • 「補正効果」を求める若年層と「白浮きしない」を求める高齢層で意識差鮮明に

ナリス化粧品、日やけ止めに関する意識調査を実施
 ナリス化粧品は、2021年11月12~19日にかけて全国の20~59歳の女性2176名に日やけ止めについての意識調査を行った。

 その結果、顔に日やけ止めを使用している女性は約7割(68.7%)、季節を問わず使用しているのは約6割であることがわかった。20代前半の若年層は、半数以上が身体にも日やけ止めを使用しており、3割以上が季節を問わず、日常的に使用していた。

 「顔用・身体用兼用」の日やけ止めを使用する女性は半数以上で、「身体用」は20代の支持が高く、「化粧下地・乳液」タイプは40代以上の支持が高かった。一方、最も使用されている「顔用・身体用兼用」の日やけ止めを使用する女性は世代による差はなかった。

 顔用に使用している日やけ止めのテクスチャーについて、1位が「乳液タイプ」、2位が「クリームタイプ」「美容液タイプ」と順位は世代による違いは見られなかったが、割合は大きく違いが見られた。45歳以降の世代では6割を超える人が「乳液タイプ」と答えているが、20代前半では「乳液タイプ」と答える人は約4割にとどまり、約3割の「クリームタイプ」、約2割の「美容液タイプ」と乳液タイプへの偏りが少なく、高齢層と比較すると、スプレータイプなどその他の種類の日やけ止めの使用者も多いことがわかった。

 また身体用の日やけ止めで見てみると、「乳液タイプ」「クリームタイプ」「美容液タイプ」という順位は年齢によって違いが見られ、20代前半では、1位が「クリームタイプ」、2位が「乳液タイプ」とわずかながら、逆転している。

 顔用日やけ止めに求めることは、「日やけしない」「肌にやさしい」「べたつかない」が上位を占め、世代による差はなかったが、「補正効果」「白浮き」では世代による差が顕著だった。若年層は、トーンアップなどの「補正効果」(20代前半:約2割、45歳以上:1割弱)を求めており、高齢層は、「白浮きしないこと」(20代前半:約1割、30代以上:約3割)が重要と考えていた。

 身体用の日やけ止めに求めることは、顔用の日やけ止めに求めることとは、4位以下が異なっていた。「白浮きしないこと」に変わり、「肌に伸ばしやすい」「専用クレンジング不要で落とせる」など、身体に使用するアイテムとして必要な内容が上位に来ている。年齢による差はあまり見られなかった。年齢による差がみられるのは、「トーンアップなどの補正機能があること」で、20代前半では1割を超える人が身体に使用する日やけ止めでも「トーンアップなどの補正効果」が必要だと答えていた。

 同社では実態調査の結果を受け、「日やけ止めは、技術進化が目覚ましく、使用する部位やテクスチャー、機能など選択肢が多すぎるがゆえに、使用者にとって選ぶことが難しいと思われる。高齢層は、日やけ止めの開発初期にあった「白浮き」を今も敬遠しているが、若年層では、逆に「白くしたい・トーンアップして、補正したい」といったニーズがあることも興味深い。また、テクスチャーについても高齢層は乳液タイプの使用者が多いが、若年層は、幅広いテクスチャーの日やけ止めを使用している。現在の日やけ止めについての情報をアップデートすることで、どの世代であっても、より自分に合う日やけ止めを選べるよう、情報発信を強化していく」とコメントしている。
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