コーセー、ESG投資指数の構成銘柄に採用

粧業日報 2022年5月13日号 5ページ

コーセー、ESG投資指数の構成銘柄に採用
 コーセーは、ロンドン証券取引所の子会社であるFTSE Russell社が開発したESG投資指数「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に採用された。

 同インデックスは、各セクターにおいて相対的にESGについて優れた対応を行っている日本企業のパフォーマンスを測定するために設計されており、低炭素経済への移行を促進するため、特に温室効果ガス排出量の多い企業については、TPI経営品質スコアにより改善の取り組みが評価される企業のみを組み入れている。

 また、世界最大の年金基金である年金積立金管理用独立行政法人(GPIF)における、ESGのパッシブ運用ベンチマークとして採用されている。

 コーセーグループは、経営戦略の一環として、グループ全体のサステナビリティに関する取り組みと2030年までの目標をまとめた「コーセー サステナビリティ プラン」を掲げ、人や社会と、地球環境に対する6つの具体的な取り組みテーマを設けて意欲的に推進している。

 中でも「事業活動全体での環境負荷低減」では、気候変動対応として、CO₂排出量(SCOPE1・2・3)の削減目標を設定し、バリューチェーン全体でのCO₂排出量削減を推進している。また、2020年には「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同し、2021年に気候変動のリスクと機会に対するシナリオ分析結果についても公開している。
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