ライオン、2022年12月期第1四半期は増収減益

粧業日報 2022年5月17日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 原材料価格の上昇と減価償却費の増加で減益も計画通りに進捗
  • 今期は新規ビジネス創出、DX推進、エコの習慣化に取り組む
ライオン、2022年12月期第1四半期は増収減益
 ライオンの2022年12月期第1四半期決算(IFRS、1~3月)は、売上高が前年同期比5.5%増(為替変動の影響除く実質4.2%増)の870億3000万円、事業利益(日本基準による営業利益)が31.8%減の55億2100万円、営業利益が26.7%増の104億8900万円、税引前利益が25.1%増の110億7500万円、当期利益が32.5%増の78億9100万円となった。

 5月11日に開催された記者懇談会で掬川正純社長は、「第1四半期は売上・事業利益とも概ね計画どおりに進捗している。国内ではハンドソープ、解熱鎮痛剤、海外ではマレーシアで洗剤、韓国でハンドソープ・洗剤が好調に推移し、全体を牽引した。事業利益はトータルコストダウンを推進するも、原材料価格の急激な上昇と減価償却費の増加により減益となっている。営業利益・当期利益については今年1月に連結子会社が所有していた土地の譲渡益を計上したことから増益となっている」と決算概要を説明した。

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