資生堂、ミネラルに着目し美肌へのアプローチを進化

粧業日報 2022年5月23日号 4ページ

カンタンに言うと

  • マグネシウムイオンによるヒアルロン酸産生促進効果・細胞保護効果を発見
資生堂、ミネラルに着目し美肌へのアプローチを進化
 資生堂は、岐阜薬科大学 五十里彰教授との共同研究により、マグネシウムイオン(Mgイオン)が表皮細胞に作用することで、細胞のヒアルロン酸(HA)産生を促進することや、スペルミジン産生を促進し、紫外線などの酸化ダメージから細胞を保護する効果があることを発見した。

 同社の先行研究において、Mgイオンに肌のバリア回復効果があることは見出していたが、今回新たに保湿効果と保護効果についてメカニズムとともに明らかにできたことで、Mgイオンに着目したこれまでにない手入れの可能性を示すことができた。

 研究成果の一部は「日本病院薬剤師会東海ブロック・日本薬学会東海支部合同学術大会」(2020/11/21)、「日本生化学会中部支部例会」(2021/5/22)にて発表し、「International Journal of Molecular Sciences」の2021年12月号に掲載された。

 今後、食品など我々の生活の中にも豊富に存在するミネラルの一種であるMgイオンがもたらす美肌効果を明らかにすることで、肌の内外から美しさを引き出す製品やサービスの提供を目指し研究を進めていく。

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