寿ケミカル、早期老化プロセスに着目した新規原料を発売

粧業日報 2022年6月8日号 6ページ

寿ケミカル、早期老化プロセスに着目した新規原料を発売
 寿ケミカルは、天然由来原料の開発メーカーであるドイツ・CLRクルトリヒター社の日本総代理店として欧米市場で注目を集めている機能性原料を販売している。

 新たに皮膚の老化プロセスを遅らせて、若々しい肌を保つことをサポートする原料「キューティガードCLR(CutiGuard CLR)」の販売を開始する。

 老化プロセスに着目したキューティガードCLRは、極限環境紅藻類のガルディエリア・スルフラリア(Galdieria sulphuraria)由来の機能性原料。ガルディエリア・スルフラリアは硫酸酸性の低pHの温泉を好んで生息する紅藻で、環境適応性や生命力、回復力が高い。

 それらの特徴を応用したキューティガードCLRには、ストレスの多い環境下で皮膚を保護する力に優れていることが確認された。

 老化細胞、シワやたるみなど外見的な皮膚老化に関連する炎症性メディエーター(IL-66、IL-8、HMGB1)の数を減少させる有効性が認められ、早期老化から皮膚を保護する効果が期待できる。また、健康で若々しい外観に重要な3つの要素「シワの軽減」「皮膚の滑らかさ」「皮膚の色の均一性」を大幅に改善する有効性も確認している。

 また、欧州のトレンドを受けて日本でも昨今注目されているCBD(カンナビジオール)やマイクロバイオーム(皮膚常在菌)に着目した機能性原料の提案も強化する。

 CBDをヒントに開発した原料「アノナセンスCLR」(チェリモヤ果実エキス)は、皮膚のホメオスタシスを調節するエンドカンナビノイドシステムのCS2受容体を活性化させ、炎症性メディエーターであるIL-1be-ta,IL-8,CGRPの産生を抑制する。また、痒みを引き起こすIL-31RAの発現を抑制する。

 「キューティバイオームCLR」は、3種の植物(ギョリュウバイ、コショウ、マグノリア)由来の親油性原料で、皮膚・頭皮のマイクロバイオームを改善する有効性がある。
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