ナユタ、小規模な工場だからこそできる丁寧なものづくりを実践

粧業日報 2022年7月21日号 6ページ

ナユタ、小規模な工場だからこそできる丁寧なものづくりを実践
 ナユタは小ロット対応や小回りの利くサービスを強みとし、オールインワンゲルを中心としてスキンケア・ヘアケア・ボディケア化粧品の製造を行っている。

 山﨑尋士代表取締役社長に話を伺った。

 ――直近の受注状況はいかがでしょうか。

 山﨑 潤滑オイル、ジェル、デリケートゾーン用の洗浄剤など、フェムケア関連の開発依頼は引き続きいただいている。

 性の話題も以前と比べるとオープンに語られるようになり、そうした傾向は今後も加速していくものとみられる。

 高齢化社会という側面を考えても、ニーズはまだまだ潜在しているのではないか。ただ、多くの企業がフェムケア、フェムテックに注目していることから、商品のストーリー性や目を引くパッケージなど、差別化ポイントが必要になるだろう。

 CBDに関してはまだニッチな分野ではあるが、情報発信も活発に行われていることから、化粧品においてもやり方次第では上手く展開できるのではないかと考えている。

 これまでは、手軽に購入できる価格で、ある程度効果がある化粧品が人気を集めていたが、今は多少高くても、より具体的な効果を感じられる商品が求められる傾向が強まっており、既存顧客からのニーズもそうした流れを反映する形で、エイジングケア美容液やクリームなどの引き合いが増えつつある。

 ――今後の展望についてお聞かせください。

 山﨑 これからも、小さい工場のこだわりのある、丁寧なものづくりを実践していく。

 現在は、通販を中心に、大量生産、大量消費がスタンダードになっているが、作業のクオリティをはじめ、大量生産でできるものづくりと、小規模な工場だからこそできるものづくりは異なるだろう。

 今後は、当社のような小回りの利く工場の良さはもっと活きてくると考えている。

 先日、新たにInstagramのアカウントを開設した。SNSなども上手く活用しながら、当社の持つ強みを発信していきたい。
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