バスクリン、「日本の名湯」の寄付贈呈式を仙北市で開催

粧業日報 2022年8月4日号 4ページ

バスクリン、「日本の名湯」の寄付贈呈式を仙北市で開催
 バスクリンは、コロナ禍で観光客の減少や経営環境の変化に直面している温泉地の支援を目的に、温泉タイプ入浴剤ブランド「日本の名湯」の売上の一部を、商品を公認している全国17カ所の温泉関連協会・団体に寄付する応援プロジェクトを21年8月より実施しており、7月15日から29日にかけて各温泉地で第2回目の寄付贈呈式を行った。

 寄付金額は22年1~6月までの売上の一部にあたる844万7011円で、15日には包括連携協定を締結する秋田県仙北市にて贈呈式を開催し、三枚堂正悟社長が乳頭温泉組合長の平体直也氏に寄付金を贈呈した。また、三枚堂社長は仙北市の観光大使に任命され、観光大使就任式も合わせて開催された。寄付金総額は、2月に実施した第1回(787万269円)と合わせて1631万7280円となった。

 「日本の名湯」シリーズは、同社社員が実際に温泉地に赴き、温泉に入って湯の感覚を体感するだけではなく、各温泉の成分データも収集し、入浴剤に適した成分を用いて実際の温泉にできるだけ近づけた処方で開発している。また、現地で体感した情緒や風情を、湯色と香りで表現している。商品はそれぞれ、全国17カ所の温泉関連協会・団体の公認を得ており、「温泉地公認」の入浴剤シリーズとして販売している。

 同社は、2000年に秋田県仙北市内にある乳頭温泉郷をモデルとした「日本の名湯 乳頭」を開発・発売し、19年3月に同市と「地域社会の発展と人々の健康寿命の延伸」を目的に包括連携協定を締結した。

 今後も継続していく計画で、下期はWeb動画広告などを展開してプロジェクトのさらなる認知拡大を図り、温泉地の再活性化の支援に向けてブランド価値を向上させていく。
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