大成建設、生産工場のカーボンニュートラルを実現

週刊粧業 2022年8月8日号 7ページ

カンタンに言うと

  • 安全性・快適性・生産性の維持を前提に
大成建設、生産工場のカーボンニュートラルを実現
 大成建設では、生産工場でのカーボンニュートラルを加速すべく、生産エリアを含めた工場全体のZEB(Net Zero Energy Building)化を推進し、環境パフォーマンスを考慮した工場の生産性向上をサポートしている。

 生産工場でのゼロエネルギー化はこれまで、建築物省エネ法に基づくZEB評価対象範囲が事務室や倉庫等に限られており、工場内の大部分を占める生産エリア(空調、換気、照明、給湯、昇降機)のエネルギー消費が評価対象外とされていた。

 そこで、同社では生産設備を除く全ての設備を適正に評価する独自の評価指標「ZEF(Net Zero Energy Factory)」を定義し、工場全体のスマート化による「省エネ」と、再生可能エネルギー導入による「創エネ」により、生産工場に必要な年間の一次エネルギー収支をゼロにすることを目指した。

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