アンチエイジング、エクソソームの含有量増やす新技術を開発

週刊粧業 2022年8月8日号 5ページ

2022年8月18日 10時00分

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 2012年にヒト幹細胞培養液を日本に導入したアンチエイジング(東京都港区)は、今年8月設立10周年を迎える。これを機に同社では8月以降、ヒト幹細胞培養液の原料のリニューアルや、新原料のリリースを複数用意している。これらに共通するコンセプトは機能性成分を保護し確実に浸透させることを目的としている点だ。

 ヒト幹細胞培養液の機能性成分である成長因子などのタンパク質は、そのままでは浸透しづらいため、化粧品に配合する際に同社はリポソーム化した原料を推奨してきた。近年ヒト幹細胞培養液の需要の高まりとともに、高濃度化粧品を作るためなどの目的で、リポソームしていない原料の「RemyStem」やエクソソームを表示できる「RS Mixture 9.6E」などの需要が増してきた。

 これらリポソームしていないヒト幹細胞培養液中の成長因子やエクソソームは、容器の内壁面に付着することがわかっていた。それでもローリングボトル培養によって、通常の培養法と比較すると約10倍の成長因子やエクソソームを含有する「RemyStem」は十分に体感を得られる化粧品原料だった。

 その一方で需要の高まりに合わせて同社は、ロスしている成長因子やエクソソームを無駄にしない技術「EXO-SAVE」を開発し、本年10月よりリリースを開始する。この新技術「EXO-SAVE」を「RemyStem」に適用すると、含有するエクソソーム量は約7倍になることがわかった。これによって、同じ含有量の化粧品を「RemyStem」で作成したとしても、EXO-SAVE適用なしとEXO-SAVE適用原料では体感する効果は7倍違うと考えられる。

 また、ヒト幹細胞培養液を浸透させる技術の一つにマイクロニードルパッチがある。同社はマイクロニードルパッチの製造メーカーと提携し、最適のヒト幹細胞培養液マイクロニードルを開発、9月より提供を開始する。

 加えて同社では浸透型ペプチドを用いたビタミンC誘導体「Pentide-C」も供給している。これはペプチドの機能でビタミンCを安定させるだけでなく、皮膚に浸透し細胞に取り込ませることができる。そのため生体内利用率の高いビタミンC誘導体だ。この浸透型ペプチドを用いて、新しい浸透型化粧品原料も開発中だという。これらの原料は「Pentideシリーズ」として、ヒト幹細胞培養液と並ぶ、同社の原料の新しい柱となっていく予定だ。

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