テクノビューティーサプライ、サステナブルな弱酸性シャンプーバーを提案

週刊粧業 2022年8月22日号 9ページ

テクノビューティーサプライ、サステナブルな弱酸性シャンプーバーを提案
 ヘアケアと石けんを中心に、小ロット対応と小回りの利く生産体制を強みとするテクノビューティーサプライでは、サステナブルな弱酸性シャンプーバーの提案に注力している。遠藤真人代表取締役に話を伺った。

 ――弱酸性シャンプーバーの受注が好調です。

 遠藤 小ロット対応が可能で、まずはテストマーケティング的に取り組める点も引き合いの多い理由の一つだと考えている。

 シャンプーバーはボトル要らずのサステナブルな製品として注目を集めているが、当社が提案するシャンプーバーは弱酸性のため、きしみ感のない快適な使い心地を実現しており、環境配慮と使用感を両立させている。基本的に消費者はヘアケア製品としてのニーズを満たしたものでなければリピートしない。

 今後も使用感にこだわりながら、継続的に使用してもらえるようなシャンプーバーの提案を行っていく。

 ――貴社は通販関連のクライアントを中心にコロナ禍も堅調に推移してきました。

 遠藤 通販における多機能化の流れはますます加速していくと思う。それは販売価格に対する理由付けとしてだけではなく、消費者が簡便なアクションに慣れ、シンプルなライフスタイルを求める傾向にあることも、多機能化の流れを後押ししているのではないか。

 OEMとしてはそうした市場のニーズに応えながら、いかに差別化を図れるかが腕の見せ所になってくる。

 ――海外展開についてはいかがでしょうか。

 遠藤 中国におけるメイドインジャパンへのニーズは引き続き存在しており、製品化につながったものもある。

 ただ、コロナ情勢を鑑みると、まだインバウンド需要に大きく期待をかけられる段階ではなく、海外展開だけに依存するのはリスクが高いため、国内需要にプラスアルファの存在として今後も注力していく方針だ。

 ――今後の展望をお聞かせください。

 遠藤 社会全体がウィズコロナの道を模索している状況で、化粧品業界についても、コロナ禍当初のように急激に縮小傾向になることはないだろう。

 OEMとしては、原料不足や各種コストの高騰に弾力的に対応していく力が求められており、今後の企業運営において最も留意しなければならないポイントだと考えている。
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