長尾武次氏お別れの会、制度品メーカートップが功績しのぶ

粧業日報 2022年11月10日号 3ページ

長尾武次氏お別れの会、制度品メーカートップが功績しのぶ
 激動の昭和、長期停滞の平成・令和と3つの時代を駆け抜け、生涯現役を貫いた長尾武次氏(享年88)のお別れの会が10月22日、東京プリンスホテル鳳凰の間にて開催され、海江田万里衆議院議員や武井雅昭港区長、制度品メーカートップをはじめ多数の業界関係者が出席した。

 長尾氏は、1933(昭和8)年8月2日、東京港区にて生を受けた。慶応義塾大学卒業後の1956(昭和31)年、有限会社 おしゃれの店(現 化粧品の店)長尾に入社、翌年には父であり先代社長の栄次郎氏の後を継ぎ、24歳の若さで代表取締役社長に就任した。その後、28年間社長を務め、1985(昭和60)年に顧問に退いたが、今日までの長きにわたり現場一筋の精神を貫いてきた。業界においては、若手経営者にノウハウを伝授する長尾流通研究会を立ち上げ、多くの卒業生を輩出するなど後進の育成に努めたほか、東京都化粧品装粧品小売協同組合(都粧協)理事長、全国化粧品小売協同組合連合会(全粧協)副理事長、監事を歴任し、リーダーシップを発揮し続けてきた。

 一方、商店街活動にも熱心で、ニュー新橋ビル商店街組合 会長を1978(昭和53)年から25年間務めた後、2013(平成25)年からはニュー新橋ビル管理組合 理事長に就任した。卓越したセンスで時代の先を読み、会社はもちろん業界、地域の活性化に多大なる功績を残した長尾氏は、長年の功績が認められ、2017(平成29)年に旭日双光章を受章している。そしてお別れの会から約3カ月前の7月20日、ニュー新橋ビル管理組合の会議中に倒れ、帰らぬ人となった。

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