ライオン、2022年12月期第3四半期は増収減益

粧業日報 2022年11月16日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 通期は国内の値上げ対応本格化で利益目標の達成へ
ライオン、2022年12月期第3四半期は増収減益
 ライオンの2022年12月期第3四半期連結業績(IFRS、1~9月)は、売上高が前年同期比6.9%増(為替変動の影響除く実質3.9%増)の2861億4100万円、事業利益(日本基準による営業利益)が32.2%減の172億2000万円、営業利益が12.1%減の223億9600万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は10.1%減の171億700万円となった。

 11月7日に開催された記者懇談会で掬川正純社長は、「売上高は、国内一般用消費財がハンドソープ、ハミガキ、ハブラシ、解熱鎮痛薬などで市場の伸びを上回り、海外がマレーシアと韓国で現地通貨ベースで2ケタ伸長を記録するなど、増収を牽引した。一方、事業利益は、原材料価格上昇の影響が一層拡大し、トータルコストダウンや値上げ対応を推進するも減益となった」と決算概要を説明した。

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