スノーデン、乳酸菌分解プラセンタ発酵液を開発

週刊粧業 2022年12月5日号 11ページ

カンタンに言うと

  • 高価格帯化粧品への採用を期待
スノーデン、乳酸菌分解プラセンタ発酵液を開発
 スノーデン(東京都千代田区)は主力のプラセンタエキスが堅調に推移している。これまでは酵素分解法で製造したプラセンタエキスやサイタイエキスを供給してきたが、様々なものに配合されることで、需要のすそ野が広がっている。

 こうした市場の背景を踏まえて差別化を図るうえで、新しいプラセンタ原料として乳酸菌分解プラセンタ発酵液を開発した。発酵液とすることで、水の成分表記が不要になる。乳酸菌による発酵をプラセンタ自体の分解に活用するという、ユニークな発酵活用法に着目した。プラセンタを分解する力のある乳酸菌の探索から開始し、微生物の力で直接、有効成分を抽出することを目指した。

 岡山大学の宮本拓名誉教授保有の乳酸菌ライブラリの使用許諾を得て行った探索の結果、中国新疆ウイグル自治区の伝統的発酵乳「キテック」から分離された乳酸菌を選定し、乳酸菌PR31と命名した。

 乳酸菌PR31の力そのものによって、プラセンタを発酵分解し、その工程にともない乳酸菌によって種々の代謝成分が産出された。併せて、プロテアーゼ分解を追加で実施することで、プラセンタの有効成分を余すことなく抽出した。

 発酵工程の実施により、乳酸、オルニチン、ピルビン酸、コハク酸など、従来のプロテアーゼ分解法では得られなかった種々の分子の増加・出現がみられた。従来のプラセンタエキスの皮膚線維芽細胞の増殖促進作用に加え、表皮角化細胞の増殖促進作用や高い保湿性など、化粧品原料として新たな機能性が加わった。これらのプロセスを経て、化粧品原料「乳酸菌分解プラセンタ発酵液」として製品化した。

 既存のプラセンタの延長上ではない、乳酸菌を加えた新原料と位置づけている。従来の保湿に新陳代謝の機能が加わり、アンチエイジングなど高価格帯化粧品への採用を期待している。

 23年1月11日から開催される化粧品開発展に出展して乳酸菌分解プラセンタ発酵液を披露し、セミナーで詳細な開発のプロセスを説明する。
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