太陽化学、ニーズの高い角栓ケアを提案

週刊粧業 2023年1月1日号 93ページ

カンタンに言うと

  • 画期的な新乳化法を発表
太陽化学、ニーズの高い角栓ケアを提案
 太陽化学は化粧品原料の主軸としてポリグリセリン系界面活性剤の新たな価値を提案している。

 高機能ポリグリセリン脂肪酸エステル「サンソフト」は、クンジングオイルやバーム、水系のローションまで幅広い剤型のクレンジング剤型に適した独自の界面活性剤だ。

 従来は、クレンジングオイルとして高いメーク落としの機能や洗浄後のさっぱり感を特徴として提案してきたが、それに加えて現在は角栓除去効果や洗浄後の肌への保湿性付与など、肌への有用性を強くアピールしている。

 ニーズが高まる毛穴ケアに対応し、毎日のクレンジングで角栓ケアも可能となる成分として提案を行っているという。

 太陽化学独自の「サンソフト」を使用したクレンジングオイルとEO系の界面活性剤を使用したクレンジングオイルをそれぞれ6週間使用した結果、太陽化学独自の「サンソフト」を使用したクレンジングオイルに角栓を小さくする効果や、毛穴周りの角層の酸化を抑制する効果など、優位性が示されたという。

 また、一般的に冬場の乾燥の時季はクレンジングを連用していくことで、角層の状態が悪くなっていくが、連用後のテープストリッピング試験において角層の多重剥離もなく、冬季においても角層の状態を良好に維持する効果が確認できたという。

 「これらの機能は太陽化学独自の『サンソフト』の持つ保水性が影響していると考えている。実際にお客様からの引き合いも強く、消費者ニーズの高い角栓ケアを取り入れたいという理由で選んでいただいている」(同社)

 また太陽化学では、2022年12月1日に開催されたSCCJ研究討論会にて、逆紐状ミセルを利用した新規転相乳化法である「SWICH乳化法」を発表している。

 従来、微細な乳化を行うためには、高エネルギーの印加や、製造設備を選ぶ必要があるが、太陽化学独自の「サンソフト」を用いた「SWICH乳化法」では、室温程度の条件で、低エネルギーで簡単に微細な乳化が可能だという。

 「CITE JAPAN2023を一つの目標として引き続き提案に向け応用開発を進めて行く。また、サステナブルに対応した新技術としてお客様からの期待にも応えていきたい」(同社)
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