ナリス化粧品、未利用資源の活用を推進

訪販ジャーナル 2023年1月30日号 1ページ

カンタンに言うと

  • 廃棄してきた国産バラの棘・茎に美肌効果見出し有効活用
ナリス化粧品、未利用資源の活用を推進
 ナリス化粧品は、宮城県・登米市内に保有する自社バラ園(ナリス ローズガーデン)で廃棄してきたバラの棘・茎から、肌の老化に関わる活性酸素を消去する効果を確認し、未利用資源として活用化を進め、昨年から美肌成分(バラ棘茎エキス)として化粧品への配合を開始している。

 バラ棘茎エキスの開発者で、基礎技術研究グループの上田浩士リーダーは、「バラ園で大切に育てられているバラの生長過程を見て、花びら以外の部分の有効活用についても考えるようになり、研究を進めてきた」とアップサイクル原料の開発経緯を語る。

 自社バラ園では、敷地面積1万坪にバラ6品種(レディラック、ダブルデライト、ブラックゴールド、ゴールデンハート、正雪、キャラメルアンティーク)を中心に1万株以上を栽培している。

 ――化粧品原料化を目的に、自社で大規模な農園を所有して植物の栽培から取り組む国内事例は、今もそう多くありません。貴社のバラ栽培は事業スキームの構築から20年以上とその歴史は古いです。

 上田 当社では古くから製品の多くに植物由来エキスを配合しており、研究開発も植物エキスが多い。バラはその一つで、化粧品成分として用いることを目的にバラ農園を所有して栽培を開始した。

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