ファンケルは、日本液炭が開発した「CDH」（炭酸ガスハイドレート）の特性に着目し、スキンケア製品への応用を検討する中、今回、CDHを化粧水に溶解して使用することで、美肌効果を高めることを確認した。今回の知見は、製品・サービスなどに応用していく。
研究では、30～40代の女性6人を対象に、CDH配合と無配合の化粧水を用い、それぞれ半顔に1日2回塗布する連用試験を行い、連用試験開始前と連用1カ月目の頬部の肌を、水分量はコルネオメーター、弾力性はキュートメーターで測定した。その結果、試験前の基準を100％とし、肌の水分量・弾力の変化率を比較したところ、連用1カ月目でCDH配合化粧水は無配合化粧水と比較して明らかに改善傾向が確認できた。
次に、CDHの血行促進効果を検証するため、配合化粧水と無配合化粧水を用いて血行促進効果についてVISIA Evolutionによるヘモグロビン画像解析を実施した。その結果、CDH配合化粧水を塗布した部位の血行は、塗布20分後に促進されていることが確認できた。
以上のことから、CDH配合化粧水は肌のスキンケア効果や、血行不良による目の下のクマの改善が期待できることがわかった。
