ポーラ・オルビスHD 横手喜一社長、「で」仕事ではなく「が」仕事を

週刊粧業 2023年4月10日号 15ページ

ポーラ・オルビスHD 横手喜一社長、「で」仕事ではなく「が」仕事を
 「で」仕事というのは、会社に入って、何らかの仕事の担当をし、先輩や上司に「これ『で』いいですか」と言って提案する仕事です。先輩や上司が確認できるということは、組織の中に、明らかな答えや確信はなくとも、答えらしきものがあるということです。

 一方、「が」仕事というのは、先輩や上司に「これ『が』いいんです」といって提案する仕事です。組織の中に答えがないもの、前例がないものだから、「これ『が』いいんです」と提案することになるわけで、それは先輩や上司からすると、驚きを引き起こすことになるかもしれません。

 つまり、「が」仕事というのは、1人1人の気づき、こだわり、アイデアから生まれてくるわけで、主体的な仕事だといえます。皆さんが本来もっている自分らしさや主体性を発揮し、『が』仕事を実践していくことで、ポーラ・オルビスグループが変化するための原動力になってほしいと思っています。そして『で』仕事ではなくて、『が』仕事をいたるところで繰り広げていただきたいと願っています。

 自分らしさとは何かを、今一度考えていただきたいです。自分らしさとは、自分の意思、価値観、こだわり、性格、強み、得意といった特性につながるものだと理解されるでしょうが、自分らしさを固定的、限定的に考えてはなりません。自分らしさというものは、常に変化していく可能性をもっています。今後、皆さんは予期せぬ状況や、想像していなかった変化に、直面するはずです。その時、変化や偶発性に、自分らしさをオープンにして、どう向き合っていくのかが問われます。想定外や変化を楽しもうとすること、好奇心をもつことが、自分らしさをさらに変化させてくれるでしょう。

 本日、ポーラ・オルビスグループの仲間となった皆さんが、感受性のスイッチを全開にしながら自分らしさを発揮し、自分らしさを変化させ続けることで、グループが変化していく。そして、その変化の積み重ねが、グループの魅力をさらに磨き上げてくれる、そんな未来を実現したいと思っています。ともに変化していきましょう。
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