みらい中央研究所、NMPA登録を見据えた製品開発に強み

週刊粧業 2023年4月10日号 12ページ

カンタンに言うと

  • 輸出手続きや有用性評価なども包括支援
みらい中央研究所、NMPA登録を見据えた製品開発に強み
 2018年3月創業のみらい中央研究所では、化粧品と美容健康食品の企画・処方開発から製造(ODM・OEM)を手がけるほか、海外への輸出手続きや現地の販売ルート開拓に至るまで一貫した海外進出サポートを行っている。

 当初のビジネスは、日本国内の製造委託先が処方開発した化粧品を中国のクライアントに提供するのみだったが、2019年2月に日本で研究所を開設し、大きなターニングポイントとなった。

 これにより、同社が独自開発した技術や処方を用いてオリジナリティが高く、かつ中国国家薬品監督管理局(NMPA)の化粧品規制にも迅速に対応可能な化粧品OEM・ODMが実現し、中国進出を検討している日本のクライアントにも提案できるようになった。

 「研究所では日本の大手化粧品メーカー出身の研究員が在籍しており、企画開発の段階からNMPAの登録を見据え、原料選別から処方設計を行っている。また、当社のメンバーは多国籍な顔ぶれが並び、日本のモノづくりと中国の市場ニーズやトレンド、中国や韓国の容器・パッケージの全てを掛け合わせた製品開発を得意としている」(李娟娟(リー・ジュリー)代表取締役)

 同社ではこうした完成品の提供だけでなく、中国への輸出手続きから現地での販売支援や有用性評価試験、パッケージ・広告の薬事チェックをトータルでサポートできる強みを持つ。

 「『NMPA』の化粧品規制の届け出は中国内外の製品に適用され、現段階は過渡期にある。そのため、市場の反応によって改善や調整が行われ、制度が頻繁に変化していると感じられるだろう。有用性評価では、上海や北京、杭州などにある国営・民間の第三者評価機関と連携し、エイジングケアや美白、抗シワなどデータ取得を支援する。一般化粧品と特殊化粧品の両方に対応できるほか、機能性表示食品や美容サプリメントに関しても、中国の規制に応じた製品開発が可能で、今後は内外美容製品の輸出に注力していく」(李氏)
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