小林製薬、社会課題の解決支援を目的にプロボノ活動を実施

粧業日報 2023年4月19日号 3ページ

小林製薬、社会課題の解決支援を目的にプロボノ活動を実施
 小林製薬は、認定NPO法人サービスグラント(事業所=東京)が提供するプログラムへの参加を通して、NPOや地域団体等が抱える社会課題の解決支援を目的とした「プロボノ活動」を2022年秋に実施し、このほど活動成果を報告した。

 プロボノ活動の実施は、社会貢献活動に対する社員の意識や行動の変化を促すことも狙いとしており、参加した社員への活動後のインタビューから、モチベーション向上やキャリア開発支援にもつながる成果も見出している。

 プロボノは、「社会的・公共的な目的のために、職業上のスキルや経験を活かして取り組む社会貢献活動」を意味し、米国で発祥され、近年は社会との新しい関わり方として日本でも注目され、導入する企業が増えている。

 同社は今回、社員から「自分たちでも社会貢献活動に取り組みたい」といった声が増えたことを受けて、サステナビリティ部門と人事部門が連携し活動を開始した。

 サービスグラントは、日本におけるプロボノの草分け的企業で2005年より活動している。プロボノ登録者は23年3月現在で7800人を超え、累計1200件以上のプロボノプロジェクトを実施している。

 今回、サービスグラントのプロボノ活動プログラム「プロボノリーグ」(実施期間22年10月14日~同11月25日)に4名の社員が参加した。社員4名は、他社と異業種混合で編成されたチームで別々に活動し、支援先団体の課題解決につながる提案と成果物の提供に取り組んだ。

 同社は、23年度より新たなパーパスとして「見過ごされがちなお困りごとを解決し、人々の可能性を支援すること」を掲げており、社会課題に取り組むNPOや地域団体などを支援するプロボノ活動もパーパスの実現を目指す1つとして今後も取り組んでいくという。
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