日本精化、柱のリン脂質素材から新製品を発売

週刊粧業 2023年5月15日号 21ページ

日本精化、柱のリン脂質素材から新製品を発売
 日本精化は、CITE JAPAN2023において、化粧品事業の柱の1つであるリン脂質素材の新製品に加え、従来提案していた原材料をアップデートした提案を行う。

 新製品のPrimeLipid ALPAは、独自技術により開発した低刺激性のリゾホスファチジン酸を配合した生理活性リン脂質素材だ。

 タイトジャンクション強化やコーニファイドエンベロープ成熟を介した皮膚バリア機能の改善効果に加え、細胞骨格であるアクチン線維の重合促進による肌の引き締めや毛穴目立ちの改善といったリゾホスファチジン酸が有する様々な生理活性を保持しながら刺激性を低減している。

 Non-GMO、RSPOに対応した原料から製造されるサステナブルな製品で、医薬部外品への配合も可能な、人にも環境にも優しい製品になっている。

 「当社の原料は、約9割が植物由来に移行しており、世界の潮流にマッチした製品を取り扱っている。技術発表でも、サステナブルなモノづくりという点にフォーカスした講演を行い、環境に配慮した製品を紹介する」(同社)

 1品でべたつき・保湿・泡・微粒子汚れの問題を解決し、再生可能資源からなる自然由来指数100%の多糖体「Inulin-SC」の提案も行う。

 イヌリンは食品分野において腸内でビフィズス菌を増やし、腸内フローラを改善する「機能性関与成分」として活用され、「からだの内からの美しさ」に貢献している成分だ。

 サトウキビから独自製法で得たInulin-SCは水溶性が高いため化粧品に配合しやすく、化粧品原料としても有用なさらさらな感触やアンチポリューション効果などを発揮し、「からだの外からの美しさ」にも貢献できる成分になっている。

 今展示会では、花粉や大気汚染物質の付着を防ぐという新データも発表し、Inulin-SCを配合した化粧品の処方例や特徴についても紹介する。
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