太陽化学、新技術・新知見・新商品を発表

週刊粧業 2023年5月15日号 20ページ

カンタンに言うと

  • 4つのコンセプトで処方・試作品を展示
太陽化学、新技術・新知見・新商品を発表
 太陽化学は、CITE JAPAN2023において、「~触って実感~試したくなる太陽化学の化粧品素材と処方技術」というテーマを設け、新技術・新知見・新商品をそれぞれ展示する。

 新技術では、逆紐状ミセルによる透明なクレンジングオイルジェル処方を展示する。本技術は、2022年7月22日のSCCJ研究討論会にて発表した、逆紐状ミセルによるオイル増粘技術を活用した処方で、透明感に優れ、垂れ落ちず、すすぎ時には微細なエマルションに転相するさっぱりとした感触の処方だ。

 新知見では、同社が従来から提案してきた洗浄成分の「サンソフトM-12J」において、新たに取得した角層・角栓ケアの効果を紹介する。

 「サンソフトM-12J」は、これまで、低刺激で高い皮脂の洗浄性を有し、必要なアミノ酸の溶出を抑え洗浄後に保湿性を保つ洗浄成分として提案してきた。角栓除去効果を新たに加え、肌への有用性を強くアピールする。

 新製品では、100%植物由来のクレンジングオイルに活用できる「サンソフSCP4-C」を発表する。100%植物性クレンジングオイルの機能性を高める期待の大きい新製品として注目を集めている。

 技術者発表では、ポリグリセリン脂肪酸エステルのパイオニアとして長年培った知見を基に、「サンソフト」の提案を行う。

 また、展示ブースでは「クレンジング」「洗浄」「スキンケア・UVケア」「ナチュラル」の4つのコンセプトで処方・試作品を多数展示する。

 「お客様に実際に感触を試していただく形で自社製品のアピールを図り、お客様と直にディスカッションができるような展示を行う」(同社)
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