化粧品OEM/ODM事業を展開するマーナーコスメチックスは今期(2025年8月期)、主力のエコサート・コスモス認証工場(くりこま高原 藤沢工場・藤沢第2工場)など各生産拠点で、生産性の向上に向けた設備投資計画を進める。
前期(2024年8月期)は、受注製品数の増加により生産量が増えて、主力工場の稼働率が高まり、外注先を増やしながら受注対応している。
井田勝康社長は、「コロナ禍では非接触型を中心に新しいビジネスモデルが生まれ、多くの新興ブランドも台頭してきた。また、前期は遅れていたリニューアル案件も増えて、プラス要因になっている」と話し、こう続けた。
「最近はアイデアの持ち込みで、商品の企画・コンセプトから一緒に考えて作り込んでいく共同開発の案件も増えている。引き続き、クライアントと一緒に難局を乗り越えていく姿勢で、元気のいい会社やこれから成長が期待できる会社とつながるために種まき活動を進めていく」
設備投資では、外観検査装置やウェイトチェッカーなども含め、「できるところから自動化・省人化を進め、品質向上につなげていく」という。
研究開発では、オーガニック・ナチュラルコスメに根強い需要を感じている。井田社長は、「オーガニックコスメ市場は、人気のあるブランドをベンチマークした商品が増えており、当社にはチャンスだと思っている」と話す。
ハラル化粧品とともに世界的に成長市場として注目されているヴィーガン対応化粧品についても「中身に関してはオーガニックコスメの開発に近いところがある」と述べ、エコサートとハラルのW認証工場を核に、顧客のニーズに合わせて柔軟に対応できる体制を整えていく。
「クライアントが描く成長への未来図で、開発・製造依頼先として選ばれる会社になっておく必要がある。輸入代行を行うマーナーアライアンスなど他事業の育成も進めていく」(井田社長)
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